診療室よりこんにちは
春の気配が感じられるようになってきましたが、体調管理はどうなさっていますか。「あ~疲れた」と思わず口にしていることはありますか?気だるい、元気が出ない・・・というような倦怠感や疲労感を予防することはできるのでしょうか。
疲労回復といえば、これまでは豚肉のイメージが強かったのですが、実は鶏肉、それも鶏むね肉に疲労を予防する成分イミダぺプタイドが含まれているのです。このイミダぺプタイドは疲れているところだけに効くのがエラいところで、運動した時の筋肉疲労、長時間のデスクワークによる脳の疲労のどちらも予防します。また脳のアンチエイジングにも働きます。
疲労と老化。どちらも活性酸素が細胞を傷つけることが原因で、短期的に体がサビつくのが疲労、長期的に積み重なり傷ついた細胞が元に戻らなくなるのが老化です。イミダぺプタイドはどちらの原因でもある活性酸素を撃退してサビつきを防ぎ、継続的に摂取することで老化のペースが遅くなると考えられています。
筋肉の老化は筋トレで予防できますが、脳の老化は防ぎにくいので、イミダぺプタイドのように体のサビつきを防いでくれる効果の高いビタミンE、ポリフェノール、脳にエネルギー源である炭水化物(ブドウ糖)(パン・白米)などを鶏むね肉と合わせて摂取して、アンチエイジング効果を期待しつつ、疲れ知らずの体になれたらいいですね。