毎日暑い日が続いている中で暑さのピークを迎える8月ですが、暦の上では晩夏になります。とくに夏の終りの約18日間は「夏の土用」といわれ、一年中でもっとも身体のバランスを崩しやすくなります。胃腸力、消化力の低下による食欲不振や体力の消耗といった、いわゆる「夏バテ」です。
この時期に出回るとうもろこしは、米、麦に並ぶ世界三大穀物のひとつで、私達の生活を支え、なくてはならない存在です。とうもろこしはその一粒一粒の実が種なので、栄養分の宝庫です。糖質が多く高カロリーで栄養価が高いので食欲がないときも手軽に栄養を補えます。また脳や神経を正常に働かせる作用もあるので、精神を安定させる効果も期待できます。食物繊維も多く含まれ、腸をキレイにする作用があります。
夏バテ時のエネルギーチャージや食欲不振時にもジューシーでさっぱりした甘さで食べやすいので、エネルギーや汗で流れてしまうミネラルの補給ができ、疲労回復のビタミンやアスパラギン酸もあり夏の暑さに負けない身体づくりにぴったりです。
皮つきのままレンジで加熱するだけで、栄養素や旨味を閉じ込めて、美味しく仕上がるので手間いらずですが、歯に挟まりやすいので、食後はフロスや歯間ブラシでのケアも忘れずに行いましょう。