

私たちは1日の1/3を睡眠に費やしています。眠りを欲するのは、休息が身体と脳にどうしても欠かせな
いものだからです。家族から、寝ているときに「息が止まっている」と指摘されたり、いびきをかいてい
るといわれたことはありませんか。もしかしたら「閉塞性睡眠時無呼吸」になっているかもしれません。
「閉塞性睡眠時無呼吸」は、心臓、脳、血管に負担をかけ、高血圧症、糖尿病、脳卒中、狭心症、心筋
梗塞、認知症などのリスクを高めるといわれています。
眠りが浅くなったときに起きやすいのが歯ぎしりやくいしばり、浅い眠りが繰り返されることで、歯ぎ
しりによる咬耗や、頬や舌に残るくいしばりの痕、傷んだ被せものや詰めもの、特徴的な痕跡がお口の中
に見られることが多くあります。ご自身では気づきにくいのですが、舌が大きい、口蓋垂(のどちんこ)が
下がっているといったことで、閉塞性睡眠時無呼吸の兆候として気づきやすいのが歯科です。
医科では器械で空気を送り込んで呼吸を助けるCPAP治療が知られていますが、歯科では口腔内装置(マ
ウスピースの一種)を用いた治療を行います。
閉塞性睡眠時無呼吸は、命にかかわる病気です。若い方も「たかがいびき」と油断せず、就寝中に酸欠
になっていないか、検査と診断を受けましょう。