生まれる前の妊娠中から、乳歯列(子どもの歯の並び)を経て、12歳臼歯が萌出することで、永久歯列の完成までのむし歯の処置や管理はもとより、食育といわれる中で、「噛む(噛める)」ということを考えます。また、正しい嚥下(飲み込み癖)や口元の形態に気遣うことで、健全な歯並びの育成のために、ムーシールド、トレイナー(T4K)プレオルンといった機能を改善する器具の使用や小児義歯、小児矯正を行っています。
口腔内を健全な状態(むし歯の処置・欠損の補綴・歯周病の改善等)に戻した後は、審美的な欲求も高まることと思います。当院では十分説明の上、ホームホワイトニング(自宅でのホワイトニング)をお勧めしています。効果は、2週間程度で現れる方もみられます。
より健全な口腔状態のためには、きれいな歯並びに越したことはありません。また歯列不正は歯周病のリスクのひとつです。口元の美しさは、口呼吸の防止にもなり、鼻呼吸は人間の生理には必須なものです。それぞれの状況(年代・状態等)に合った方法(ワイヤー・床装置等)を行っています。
今までの充填や補綴物(かぶせもの)は材料的にも限られておりました。特に保険診療での、下顎の臼歯部の治療では、意外と笑った時に目立つものです。白いといっても、様々な材質のものがあり、レジン(プラスチック)、ハイブリット(プラスチックと陶器の中間)、ポーセレン(陶器)等々で対応しています。
お口のリハビリである義歯においても、心地よさ、審美的なご希望はあることと思います。たとえばクラスプ(残った歯牙にかけるバネ)も以前の金属色ばかりでなく、 目立たないアセタルクラスプでの対応が可能です。より快適さを求める方には、軽いチタン床等の金属床で対応しております。
医科との連携のもとで、歯科的なアプローチで対応しています。いびきは様々な不快症状を伴います。就寝時のみ口腔内に装着することで、下顎の位置をやや前に出した状態にすることで症状の軽減を図るものです。