今年も早くも半分を過ぎようとしています。親知らずの抜歯をすすめる場合、理由は患者さんに自覚がなくとも「その歯がいま見えないところで悪さをしている」、「将来悪さをする可能性が高い」と考えられるからです。
① 隣の歯をむし歯にしている
親知らずが傾いて生えていて、手前の歯のぶつかったところをむし歯にしているケースです。
② 歯並びに悪影響を与えている
横に倒れて生えた親知らずが、生えてくるスペースががないために、隣の歯を押して将来的に歯並びを乱しかねません。
③ 隣の歯の根を失わせている
横に倒れて生えた親知らずが第二大臼歯の根にぶつかり、根の部分的吸収を起こすこともあります。自覚症状がなく、レントゲンの撮影により初めてわかります。
④ 歯ぐきに炎症を起こしている
中途半端に歯ぐきから顔を出した親知らずは、深い歯周ポケットができているのと同じ状態なため、炎症が起きて腫れたり、出血しやすくする。
年齢に関係なく突然症状が出ることもありますので、ご相談頂ければ幸いです。