むらせ歯科だより2024年9月号|愛知県弥富で根管治療が得意な歯医者さんならむらせ歯科へ

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むらせ歯科だより2024年9月号

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診療室よりこんにちは

最新の日本でのがん罹患率は人口10万に対して約800例です。がんと診断されてから本格的治療の開始までに、検査などの関係で日数を要します。その間に時間を見つけて歯科に通い、お口の状態を改善しておくと、がんの治療期間の短縮が見込めます。
抗がん剤治療や頭頸部への放射線治療では副作用が起こることが多くあります。お口に現れる主な副作用は口内炎、舌や歯ぐきの痛み、お口の乾燥、味覚障害などがあります。感染症である口腔カンジタ症やヘルペスを発症することもあります。口内炎や感染症は、お口の中に細菌が多いほど悪化しやすいものですが、抗がん剤で体の免疫が抑制されている状態ではなおさらです。こうした症状ができるだけ出ないように、また現れたとしても軽度に済むようにするには、お口の中の細菌を減らすことが重要です。そのためにはむし歯や歯周病の治療が第一です。そして歯石除去やクリーニングを受けて、お口の衛生状態を良くしましょう。
がんの手術の多くは全身麻酔で行われます。呼吸の補助の気管チューブを口から挿し込んで手術するのですが、その際にグラグラしている歯があると折れたり抜けたりします。またお口の中が汚れていると、チューブと一緒に汚れを気管支や肺に押し込んでしまい、手術後に肺炎などの合併症を起こす危険もあります。
歯科受診は、がん治療を始める前のコンディションを整える大切な準備運動です。ぜひお口の中を整えてがん治療に臨んでください。