診療室よりこんにちは
今月の歯科だよりはスタッフが担当いたします。暖かい日が続くようになり、待ちに待った季節がやってきました。春の楽しみ方はたくさんありますが、特に花見を楽しみにされている方は多いのではないでしょうか。
花見は主に桜の花を観賞する日本古来の風習です。起源は奈良時代の貴族の行事だといわれており、庶民の間に広まっていったのは江戸時代といわれています。
花見の主役はもちろん美しい桜の花ですが、「花より団子」という言葉があるように、団子は庶民の花見のお供として、江戸時代から定番なようです。花見団子といえば、薄い赤色、白色、緑色の三色団子が一般的だと思います。この三色には意味があり、薄い赤色は「桜」、白色は冬の名残「雪」、緑色は夏への予兆「ヨモギ」を表しているそうです。三色で季節の移り変わりを表現しています。
親しい人たちと一緒に美しい桜の花を見ながら団子を食べる花見は、多忙な日常を少しの間だけ忘れ、春の訪れを実感できる素晴らしい風習だと思います。近年は花見客のマナーの悪さが問題になっている地域もあるそうです。マナーを守って春の訪れを楽しみたいものです。