熱帯夜が続き、体調管理の厳しい季節ですが、いかがお過ごしでしょうか。
夏休みにも入り、レジャーや旅行をされる機会も多いことと思いますが、旧暦では5月から9月は立夏にあたり、紫外線の量はピークを迎えます。一時代前と異なり、最近は紫外線対策をしっかりするようになりました。
体の内側から紫外線の予防を期待できる野菜が「人参」です。シミの原因といわれるメラニンを抑制する「β―カロテン」を野菜の中でも一番多く含み、美肌効果に優れた食材です。ほかにも歯のエナメル質を強化する「ビタミンA」や歯や粘膜の表面をきれいにする繊維質が豊富にあります。
「人参」は脂溶性の野菜のため、油と一緒に摂取するのがベターです。きんぴら、天ぷら、マリネにすると吸収率がアップします。
何事も程々(中庸)が大事ですので、体の内側からだけでなく、日焼け止めの使用や肌の露出を減らすことで、太陽光(紫外線)をうまくあびて、ビタミンDの合成を促進して、丈夫な骨をつくるようにしたいものです。