診療室よりこんにちは
春もたけなわとなり、花粉症にお悩みの方にはまだまだ辛い季節かと思います。
新入学や就職など人生の節目となることが多く、出会いの季節にたとえられます。気温差や環境の変化で自律神経の働きが悪くなることで体調不良が発生しやすいストレスの季節でもあります。
自律神経は交感神経と副交感神経という相反する神経の働きによって、体をバランスよく機能させています。日中は主に交感神経が優位となり活動的に、夜は体を休ませるため副交感神経が優位となり、体のリズムをつくります。自律神経の不調とは、この二つの神経の切り替えがうまくいかなかった状態をいい、改善には腹式呼吸によるリラックスやビタミンC,B1の摂取などが有効とされます。また規則正しい生活や軽い運動も効果的です。
食材でお薦めなのは、大地のエネルギーにあふれた筍(たけのこ)です。筍に付着している白い物質チロシンは神経伝達物質を構成するアミノ酸の一種で、体の代謝や自律神経のバランスを整え、ストレスの緩和、集中力のアップ、うつ病の改善にも良いと言われています。
筍は食物繊維が豊富で歯ごたえもあるため、よく噛んでしっかり唾液を出すことで、健口から健康に!!