診療室よりこんにちは
風薫る今日この頃、心地よい季節をいかがお過ごしでしょうか。最近、思いっきり笑ったのはいつだったでしょうか?
「笑うこと」でもたらされる効果は、良好な人間関係をつくるだけではなく、こころとからだの健康にも大きな効果があるといわれています。こころの余裕がなくなると笑顔は少なくなり、無表情になりがちです。笑うことで自律神経のバランスを整えたり、からだの免疫力を上げることができるともいわれています。またガン細胞やウィルスを攻撃するNK(ナチュラルキラー)細胞が活性化します。「楽しいことがなければ笑えない」のではなく、「楽しくするために」笑いませんか。
心理学の「ジェームズ=ランゲ説」では、人は「楽しいから笑う」のではなく、「笑うから楽しい」と説いています。表情にほほえみを意識すると知らず知らずのうちにやさしく、穏やかな気持ちに変化していくといわれています。明るい表情やこころは、自分だけでなく、まわりの人の幸せを引き寄せます。
日常生活に「笑い」を上手く取り入れて、健康(健口)で楽しい日々を過ごしましょう。