診療室よりこんにちは
紫陽花の花が鮮やかな色を見せる季節となり、今年も早くも半分を過ぎようとしていますね。
今月はいろいろな面で優れた食材として知られるようになって、人気が急上昇のサバ缶のいいところをお話したいと思います。
まず何と言っても調理が簡単なところです。切る手間がいらず、そのまま食べられる食材なので、火を使わないスピード調理も可能で、捨てるところもないので、生ゴミも出ないといいことずくめです。そしてサバに豊富に含まれるEPA、DHAという必須脂肪酸は血液をサラサラにして善玉コレストロールを増やし、生活習慣病を予防してくれます。
さらにサバ缶は高熱高圧で調理されているため、骨まで食べれるので、カルシウムも摂取できる上に、このカルシウムの吸収を良くするビタミンDも含まれています。その中でも水煮の缶汁には脂質のほか、水溶性のビタミンB類が溶け出しているので、栄養学的には缶汁ごと料理に使うのがお勧めです。
このようにそのまま食べられる加工品のサバ缶は保存がききます。サバ缶の賞味期限は通常3年で、買い置きしておけば、買い物に出られない、出たくない日のピンチの時に役立ってくれます。
今後使い慣れて、非常用の備蓄にも揃えておきたいアイテムのひとつではないでしょうか。