診療室よりこんにちは
立秋とは名ばかりで暑い日が続いています。そんな中、ウィズ・コロナと言われていますが、マスクの取り扱いはいかがされていますでしょうか。
夏、できるだけクーラーに頼らずに過ごしたいものです。昨今、それも難しいここ数年ですが、涼しく快適に過ごすためには、体温を下げる食材を効果的に、毎日の食事に取り入れていきたいものです。
東洋医学では、食材を「陽性」、「陰性」、「平性」に分類します。体温を下げる食材はこの「陰性」に属します。夏には暑さをしのぐため、体を冷やすこと、そして毛穴をゆるめて体内の熱を逃していく必要があります。「陰性」の食材の特徴として、暑い時期(春~夏)が旬の食材、そして暑い(暖かい)地方で採れる食材があげられます。
たとえば、トマト、ナス、レタス、きゅうり、ゴーヤ、バナナ、スイカ等です。これらの食材は水分とカリウムが多く含まれています。水分とカリウムが多いと、利尿作用が促進され、尿とともに熱も排出し、体温を下げてくれるのです。
暑い夏をこのような「陰性」の食材を上手に利用して「涼」をとり、上手に残暑を乗り切りたいものです。