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歯石をとる

  • 診療に関して
  • 2018.03.10

 「歯石」と「歯垢」は違います。

 歯垢はデンタルプラークと言われ、一般に歯牙表面に付着した黄白色を帯びた粘着性のねばねばした物体です。(たとえるなら、キッチンの流し場のヌメリのようなものです)食事後、8時間で細菌が繁殖して歯垢になります。歯垢の有機成分の70%は微生物(肉眼では確認できない微細な生物)です。歯垢1mgには、数億~10億個の細菌がいます。

 歯石は歯垢が石灰化して、歯牙表面に張り付いたものです。歯垢の中に存在する「石灰化する細菌」によってつくられます。この細菌が2週間で石灰化し、細菌の石灰化が終わると、その周りにまた細菌が集まり、新たに石灰化します。石灰化する細菌が存在しなければ歯石はつくられません。石灰化した細菌が層状をなして大きな塊になり、大きな歯石が形成されます。

 歯石の形成には唾液とも密接な関係があります。唾液のpHが高くなってアルカリ性に傾くと、細菌によってつくられた石灰化物の周りに大きな歯石となり、成長します。

 以前から歯石は歯周病の原因とされてきましたが、歯石それ自体は歯垢の量を増加させるものの、歯周病の直接の原因ではありませんが、歯科医院等でなければ除去できません。

 歯垢は口腔清掃によって大部分は除去できますが、日常的な口腔清掃ですべてを除去することは不可能です。除去しにくい部位(歯のかみ合わせの面、歯と歯の間の面、歯と歯ぐきの間)は、歯垢が蓄積した結果、ウ蝕(むし歯)や歯周病の好発部位となります。

 定期的に(人それぞれの期間ですが)歯石を含めて、日常でとれない歯垢の除去を歯科医院で行うことで、健口を維持できることになります。