診療室よりこんにちは
今年はエルニーニョ現象が二年ぶりに発生して暖冬傾向とのことですが、風邪も流行りだし平成最後の年末はいかがお過ごしですか。
先日子供と歯について話ををしていたところ、歯の名前の話題になりました。歯には専門的に1本1本名前がついています。それが少しわかりにくいため、仕事上では患者様と話す時、スタッフ間で伝えるときには言い方を少し変えます。
子供との話の内容で真ん中から数えて3本目、上下、左右にあり、咬み合わせの部分が少し尖った歯が「犬歯(けんし)」と言いますが、(自分の中では)子供に分かりやすくしようと「糸切り歯」と言ったところ、通じませんでした。学校では「犬歯」と習っていたようです。私の時代は裁縫をしていて、鋏がない時、糸を歯ですり切っていたものですが、今時はきちんと鋏を使うようです。
もう糸を切る歯はなくなってしまったようです。
正しく意図を伝えるために分かりやすく話すというのも世代などを考慮しないと逆に伝わりにくくなってしまうのだなあというお話です。