診療室よりこんにちは
青葉が目にしみる、すがすがしい季節となってまいりましたが、体調を含めていかがお過ごしでしょうか。
まだまだ花粉症は続いているでしょうか。患者数が最も多いといわれているスギ花粉による花粉症は2月から5月頃まで続くそうです。花粉の飛散が終了するとともに症状が治まるため、急性疾患のように思われがちです。しかし実際には一度かかると毎年繰り返す慢性疾患です。近年では、症状のない早い段階から治療を始めて症状の進行を防ぐ初期治療や舌下免疫療法に代表される根治の治療法も普及してきました。歯科的には口呼吸も関連しているとの報告もあります。
一方では患者の低年齢化が進む傾向がみられます。幼児期で花粉症になると大人になってから発症した人よりも、長い治療を続けなくてはなりません。薬による対症療法を続けるのか、それとも根治を目指すのか、専門の医師と相談しながら治療法を選ぶことが大切です。
どのような疾患でも、自己流に陥ることなく、かかりつけ医や専門医を上手に利用して、健やかに(健口)日々送りたいものです。