むらせ歯科だより2025年6月号|愛知県弥富で根管治療が得意な歯医者さんならむらせ歯科へ

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むらせ歯科だより2025年6月号

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診療室よりこんにちは

ここ数年の夏の猛暑は地球温暖化によるものでしょうか?もはや災害級とも言うべき夏の暑さに対し、厚生労働省は4月上旬に労働安全衛生規則の改正を行い、2025年6月1日より職場における熱中症対策が罰則付きで義務化されます。
具体的には、熱中症のおそれのある作業、WBGT28度(※)以上または気温31度以上の環境下で、連続1時間以上または1日4時間以上の実施が見込まれる作業で、事業主が熱中症対策を講じることを義務とします。
この法整備の背景にあるのは、職場における熱中症での死傷者数の増加です。2022年以降高止まりが続いており、2022年は30人、2023年は31人が亡くなっていて、労働災害による死亡者数全体の約4%を占めています。もう一つの要因は、初期症状の放置や対応の遅れが重症化に繋がる現実です。厚生労働省は、体温が高く意識が朦朧(もうろう)とするといった初期症状を放置したことが医療機関への搬送を遅らせ、重大事案に発展したと分析し、対策強化が必要であると判断しました。積極的に企業が取り組み、より安全な職場環境が広がって、今年の猛暑を乗り切りたいものです。
※暑さ指数(WBGT湿球黒球温度):熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。単位は気温と同じ摂氏度℃で示されますが、その値は気温と異なります。人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい①湿度②日射・輻射などの周辺の熱環境③気温の3つを取り入れた指標です