診療室よりこんにちは
新緑の候ではありますが、いやいや大変な忘れられない春となりそうですが、いかがお過ごしでしょうか。
今年はうるう年ですので、八十八夜は5月1日です。(平年なら5月2日) 新茶の美味しい季節となりました。古くから親しまれている緑茶には体に良いとされる成分が多く含まれていることが知られています。その代表的なものがカテキンで、がんの元となる細胞の突然変異や、がん化促進を抑えたり、肥満防止や血糖値の上昇を防ぐ効果があると言われています。
またカテキンは病原性大腸菌O-157や胃の中のピロリ菌などに対する強い殺菌力があり、腸内の悪玉菌を殺し、ビフィズス菌などの善玉菌を増やすことなども報告されています。
緑茶には4種類のカテキンが含まれていて、緑茶成分の10～18％を占めています。ちなみに中国は全世界の緑茶の約75％を供給する主要生産国で、中国国内で生産される茶類のうち60％以上を緑茶類が占め、多くの人が緑茶を常飲しています。日本茶(煎茶、ほうじ茶、抹茶など)はその多くが緑茶であり、緑茶は日本で最もよく飲まれています。
ぜひ自然の恵みを味わってみてはいかがでしょうか。