立春とは名ばかりの寒さとともに、気忙しさの中、どのようにお過ごしでしょうか。
高血圧は、日本人の健康に悪影響を及ぼしている要因のひとつです。平成30年の厚生労働省の調査では、20歳以上の男性の3人に1人、女性の4人に1人が高血圧という結果になっています。
高血圧は食生活と大きな関係があります。
食塩に含まれるナトリウムの摂取が血圧上昇に関わっていることが分かっており、まずは減塩を心がけることが大切です。
日本人の食塩摂取量は男女ともに国が定める目標量を3g程度上回っています。
減塩食品や酸味・香辛料・香味野菜を活用して、味付けを工夫するなどして減塩につなげましょう。
また野菜や果物にはナトリウムを排出して血圧を下げる働きのあるカリウムが多く含まれています。
これらを積極的に摂ることも高血圧の予防につながります。
ナトリウム以外にも肥満や飲酒も高血圧の原因になりますので、腹八分、休肝日を設けることも大切です。
「そんなに高くないから」と高めの血圧を放置してあとで大変なことにならないように、できることから気長に取り組み、日頃から血圧を高めない工夫が重要です。