春風が心地よい季節となりました。
人間が健康で長生きすることを表す指標のひとつに「健康寿命」があります。健康寿命とは、ヒトの寿命のうち心身ともに健康で、自立して生活できる期間のことをいいます。令和元年の調査では、日本人の健康寿命は男性が72.68歳、女性が75.38歳と算出され。前回調査した平成28年よりも少し長くなっています。しかしながら、令和元年の平均寿命は、男性が81.41歳、女性が87.45歳ですから、男性で約9年、女性で約12年の間、健康に何らかの制限を持って暮らすことになります。
厚生労働省では「健康寿命を延ばそう」をスローガンに、国民全体が人生の最後まで元気に健康で楽しく毎日が送れることを目標とした「スマートライフプロジェクト」を展開し、運動・食生活・禁煙・健診や検診の受診を呼びかけています。
毎日の運動時や散歩の時に、苦しくない程度に速歩きする、ひと駅分歩いてみるなど、1日に10分の運動の習慣づけや食生活にも注意しましょう。たばこには4000種類にも及ぶ有害物質が含まれています。喫煙は健康を損なう上に、肌の美しさや若々しさを失います。ぜひ禁煙を心がけましょう！
病気のリスクを早期に発見し、対処していくためには無症状のうちから定期的に自分の体の状態を知っておくことが重要です。特定健診などの健診、がん検診などの検診で健康状態を確認しておきましょう。