今年も厳しい暑さが続いていますが、肌の老化の原因となる紫外線対策はどうされていますか。
一年中「紫外線」は降り注いでいます。（紫外線量はどの地域でも１月頃から増え始め、４月頃も上昇傾向にあります）「紫外線」を浴びると肌の中で活性酸素が発生します。活性酸素の刺激を受けて、肌の奥にあるメラニサイトという細胞がシミの原因になる「メラニン」をつくり出します。肌の奥にあるメラニンは「隠れジミ」と呼ばれ、いずれ肌の表面に現れて、シミになる可能性があります。紫外線を多く浴びていると肌の内部に、隠れジミが増えていきます。
「紫外線」は太陽光線の一部ですが、浴び過ぎるとしわやシミなどの原因となるほか、長年浴び続けると腫瘍などの肌の異常を引き起こす原因にもなります。
緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイドは野菜の色の成分で、紫外線によって生じる活性酸素（一重項酸素）を消去する働きを持っています。カロテノイドのひとつであるβカロテンは肌に蓄積されやすい性質があり、常に肌に蓄えておくことで、隠れジミの予防機能が期待できます。しかしβカロテンは体内でつくりだすことができず、日々の生活の中で減ってしまうので、継続して補給することが重要です。
日々に美味しく食べていくためにも、健口で健康で過ごしたいものです。